王子様の溺愛は、とことん甘い【番外編追加済み】

なに、これ…っ…こんなの、知らない…っ。




今までしたことない、甘くてとろけるようなキスの雨が降ってきて必死に答える。




軽いキスから、深くて痺れるような激しいキス。




頭がクラクラして、詩音先輩以外何も考えられなくなるような…。




息の吸い方がわからなくて苦しいのに、もっと続けて欲しいとさえ思ってしまうような、自分でも分からない感覚に陥る。




「も…っ、むりっ……」




でももう耐えられなくて詩音先輩の胸を叩くと、チュッ、とリップ音を立てて唇を離した。




「ぅ…はぁ…っ、はぁっ…」

< 295 / 438 >

この作品をシェア

pagetop