王子様の溺愛は、とことん甘い【番外編追加済み】
なに、これ…っ…こんなの、知らない…っ。
今までしたことない、甘くてとろけるようなキスの雨が降ってきて必死に答える。
軽いキスから、深くて痺れるような激しいキス。
頭がクラクラして、詩音先輩以外何も考えられなくなるような…。
息の吸い方がわからなくて苦しいのに、もっと続けて欲しいとさえ思ってしまうような、自分でも分からない感覚に陥る。
「も…っ、むりっ……」
でももう耐えられなくて詩音先輩の胸を叩くと、チュッ、とリップ音を立てて唇を離した。
「ぅ…はぁ…っ、はぁっ…」