王子様の溺愛は、とことん甘い【番外編追加済み】

こんなことなら昨日掃除しておくべきだったな…なんて後悔してももう遅い。




そう言いながら部屋を開け、先輩を招き入れる。




「ど、どうぞ…」




「…………」




部屋に入っても、詩音先輩は無言のまま。




何か言われるのかと思ってたけど…どうしたんだろう?




これ、この前のデートのときもこんな感じになったような…。




「あの…詩音先輩…?」




「…あ、ごめん。あまりにも芙羽梨の部屋が破壊力強すぎたというか…すごく芙羽梨っぽくて、何も出てこなかった」

< 311 / 438 >

この作品をシェア

pagetop