王子様の溺愛は、とことん甘い【番外編追加済み】
「へ…?あ…ゆうきくんだ…!懐かしい…」
「…ゆうきくん」
「はいっ、仲良かったんです…!」
ゆうきくんとはよく一緒に遊んでたなぁ。
何故か私の周りによくいて、事ある度についてきていた気がする。
「…妬けるな」
「へ…?」
ぼそりとこぼした詩音先輩は、なにか不満げそうにゆうきくんを見ている。
「芙羽梨は、そのゆーきくんのこと好きだったの?」
口をへの字にした先輩は、なんだか小さい子供みたいで…。