王子様の溺愛は、とことん甘い【番外編追加済み】
「あぁ、構わない。こちらもそのつもりだったからね。芙羽梨もその方が喜ぶよ」
詩音先輩と夜ご飯…!
ね?と視線を向けるお父さんに、「うん!」と大きく頷く。
「ぜひ食べていってください!お母さんの料理、すっごく美味しいので…!」
自信満々にそう言うと、詩音先輩はふわりと笑って首を縦に振る。
「…うん。じゃあ、お言葉に甘えて。ご馳走になります」
「ふふっ、詩音くんのお口に合うかわからないけど。それじゃあ、用意するわね」
お母さんは嬉しそうに席を立ってキッチンに移動した。