王子様の溺愛は、とことん甘い【番外編追加済み】
「さあ、出来たわよ〜」
出来上がった料理を机に並べると、お母さんは「じゃーん!」と両手を広げた。
「ビーフシチューは私が作ったけど、サラダとスープは芙羽梨が作ってくれたのよ」
「そんな大したものじゃないけど…」
家にセロリと人参があったからセロリと人参のサラダ、コンソメスープを作った。
どちらも簡単に作れるし、ビーフシチューにも合うと思ったから。
「ううん、美味しそう。楽しみ」
詩音先輩は目を輝かせているから、見た目は大丈夫そう…かな?
「じゃあ、さっそくいただきましょう」