王子様の溺愛は、とことん甘い【番外編追加済み】
みんなで頂きますをして、それぞれ料理を口に運んだ。
私もビーフシチューをぱくり。
「美味しいっ…!やっぱりお母さんのビーフシチュー大好きだなぁ」
美味しすぎて、ほっぺた落ちちゃいそうなくらい。
「あら、嬉しいわ。でも、芙羽梨のサラダもスープもとっても美味しいわよ…!」
「そ…そうかな…?」
「えぇ。だって詩音くんの顔、とっても幸せそうよ?」
ちらりと詩音先輩の方を見ると、普段よりも緩んだ顔になっていた。