王子様の溺愛は、とことん甘い【番外編追加済み】

「きゃっ…!?」



思わず体勢を崩してしまったけど、すかさず詩音先輩が私を受け止めてくれた。



「す、すみませんっ…!」



「へーき。むしろ芙羽梨に触れられてラッキーだよ?」



「っあ、ありがとうございます…?」



う〜…今絶対顔真っ赤だ。



それに、なんだか電車に乗っている他の人たちからの視線もすごく感じる気がする…。



これって、もしかして世にいう『バカップル』ってやつじゃ…?



周りの人が見てて「バカだなぁ」なんて思われてしまうような、そんな人たちのことを言うんだよね…?


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