王子様の溺愛は、とことん甘い【番外編追加済み】
目を瞑り、恐怖に怯えていたら違う男の人の声が聞こえた。
「入学式早々に女の子に絡むとか、信じられないよね。どっか行きなよ」
「か、香月っ…!?お、おう…い、行こーぜ!!」
たす…かった…?お、お礼言わないと!
「あのっ…!助けてくれて、あ、ありがとうございました…っ!」
「わー…可愛い…」
「え、えっと…?」
「あ、ごめんね?可愛いんだから、気をつけないとダメだよ?」
そう言いながら、背を向けて去っていった先輩。
ネクタイの色違ったから、先輩だよね?