王子様の溺愛は、とことん甘い【番外編追加済み】
「時間がかかるかもしれません…だけどっ…先輩と一緒にいたいし、過ごしたいって…そう、思ってるんです。だからっ、頑張ります。先輩のことを、好きになりたい…っ」
こんなに思ってくれてる先輩を…好きになりたい、だから…。
「だからっ…少し、待っててくれませんか…っ?」
「っ…もう、ほんとにずるいよね、芙羽梨は。そんなの、いくらでも待つから」
さっきよりも強く抱きしめてくる先輩は、とても嬉しそうな顔をしてそう言ってくれた。