王子様の溺愛は、とことん甘い【番外編追加済み】


も、もしかして…詩音先輩、いつも車で登校してるのかな…?




まだ新しい茶色のローファーを履き、玄関を出ると、やっぱりあの高級そうな黒い車が私の家の前に止まっていた。




驚きつつも家の鍵を閉めて、車の方へ向かう。




すると、先輩はわざわざ車から降りてきてくれた。




「何回も言うけど、おはよう芙羽梨。よく眠れた?急がせちゃってごめんね?」


< 91 / 438 >

この作品をシェア

pagetop