王子様の溺愛は、とことん甘い【番外編追加済み】
車は正門を通り過ぎ、裏門の方へと向かう。
正門に止めると生徒たちが騒がしくなるからかな?
「着きました。行ってらっしゃいませ」
「いつもありがとね、柏木。じゃあ、いつもの時間にここで」
「はい」
そんな二人の会話を聞いている私は、全く見たことも聞いたこともない主従関係の会話にびっくりしてしまう。
詩音先輩にとっては、これが普通なんだろうな…。
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