美術室のユーレイ
っ!?
「う、う、うゆ、うゆゆ、〇◇×△※□☆!?」
「へ?なんて?」
びっくりして腰を抜かしたまま後ずさる。
背中に机が当たり、上に乗っていた筆やらパレットやらがゴトゴトと床に落ちた。
顔が一気に青ざめていく。
もし立っていたらもう一度腰を抜かしていただろう。
「なに?どうしたの?」
「どうしたのじゃ…ない……
浮いてんじゃん…」
声が震えた。
私の指さす先の川村くんの足元は浮いていた。