美術室のユーレイ



「私があなたの名前決めてもいい?」


「舞空が?あたしの名前を?」


「そう!だめ…かな?」



するとユーレイはパッと笑顔を見せた。


「いいよ!決めて!」


「ありがとう!」



私はユーレイに新たに名前をつけることに。


そうとなったら良い名前つけちゃうぞ!






「じゃあ、ペン!」


「パス」


「消しゴム!」


「パス」


「定規!」


「ちょっとまて、なんで文房具?」


「身近にあるものの名前の方が忘れにくいかなって」


「だからって文房具はないでしょ」


「舞空ってばか?」と呆れられた。



ば、ばかじゃないもん…。

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