美術室のユーレイ
「もう明日にでも告っちゃえ!」
でも
「ええ!それは無理!」
やっぱり自信が持てない私。
だって告ってフラれたらどうすんの?
今までみたいに放課後を一緒に過ごせなくなっちゃう。
そうなったら私…立ち直れそうにないよ。
「絶対両思いだと思うけどなー」
アカリがニヤニヤしている。
こういうところは女子高生。
「む、無理だよ!告るのは嫌だ!」
「当たって砕けろ!」
「砕けちゃうの?」
「あっ、間違えた」
「もーう」
そう言ってクスクスと笑い合う。
その時だった。