美術室のユーレイ




ふと彼を見る。




私に背を向け、景色を見ている。





風になびく服や短い髪の毛。



男の子にしては少し背の低いところ。





そのすべてが尊く見えた。






私の…初恋の人。


私はやっぱり…彼が好きだな。


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