美術室のユーレイ
そう言うアカリの目にも涙が溜まっていた。
「アカリ…」
私は思わずアカリに抱きついた。
アカリも優しく抱き締め返してくれる。
「私…アカリと出会えてよかったよ…一緒にいて楽しかった」
涙が頬をつたい、ポタリポタリと落ちていく。
「それはあたしも一緒だ。『アカリ』っていう名前をつけてくれたのは舞空が初めてだった。ありがとう」
私たちは泣きながらしばらく抱きしめ合っていた。
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