美術室のユーレイ




ふと、名札が目に入った。



男の子の胸についている名札を見ると『6年2組 真城 叶多』と書かれている。



そして私の胸にも『6年2組 渡辺 舞空』の名札がしてある。





そこで初めて気づく。





そっか、私過去に来たんだ。



見た目は小学生だけれど、中身は高校生。



今までの記憶もすべて受け継がれている。



体だけ小さくなった感じ。





なんか…不思議な感覚。


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