美術室のユーレイ



「舞空のことも好きだけどね」



叶多くんに絵を褒めてもらえた喜びを噛みしめていたら突然の爆弾。


いたずらっぽく笑う叶多くんに対し、顔が赤くなる私。


思わず顔を出て覆う。



「突然そんなこと…!」


本当に心臓に悪い。


いっそ今から言うよ、って予告してくれないかな。


そしたら心の準備ができるのに。



「あはは、舞空はやっぱりかわいい」



…2回目の爆弾。



私の心臓はさらに早鐘を打つ。


もう無理です、お許しを…!










その時


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