美術室のユーレイ
美斗くん…。
最後に頭に浮かんだのは美斗くんだった。
喧嘩別れになっちゃったな。
でもあんなにひどいこと言っちゃったんだもん。
もう私になんか会いたくないよね…。
それでも、謝りたかったな…。
私の体は重力により下へ下へと向かっていく。
もうそろそろ地面につくだろう。
ばいばい、みんな…。
誰にも届くことのないお別れを唱え、目を閉じた。
1粒の涙が頬を伝った…
その時だった。
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