流れ星

☆社会の厳しさ☆

店舗に出社の日。私たちは一緒に出社しようと約束して集合した。
お店の前に立ちドキドキしながら
「おはようございます！」
とみんなで声を合わせてあいさつをして店の中に入っていった。
黒ぶちの眼鏡をかけて細身の男の人が手招きをしている。その人の周りに集まった。
「おはようございます。私は店長の中尾です。これからみなさんにはカテゴリー別になってもらい、そこで担当の指導者をつけさせてもらいます。基本的にそれぞれの指導者に仕事を教えてもらってください」
淡々と話す中尾店長。
“ちょっと怖そうかも”
そう思いながら中尾店長の話を聞いた。
「うちのブランドには３つのカテゴリーがあります。まずレディースあとメンズとキッズがあります。それぞれ担当に別れてもらいカテゴリー内で仕事を回してもらいます。カテゴリー内にはリーダーがいるのでリーダーにすべて指示をもらってください」
『はい。わかりました』
私たちが答えると中尾店長は初めてニコッと笑った