もう一度だけ、キミに逢いたい。

『…ひどい。友花梨、私ってそんなにしっかりしてない?』


『まあ…あんたは実年齢より精神年齢マイナス5はいってるわね。で、友梨乃はプラス3くらいね』


『うっそ、まじで〜……。わりとショックなんだけど』


『う〜ん…わたし、そんなに精神年齢高くないよ?それと、佳菜子はね、ちょっと落ち着きがないだけで、普通だと思う』


『友梨乃〜…!あんたは天使だ!』


『ちょ、ちょっと佳菜子、苦しいよ…。伶くん秋くん、助けて…』


『はあ…。言ったそばからこれかよ……』


『佳菜子、離れろ。友梨乃が苦しがってる』


『っは、ごめんごめん!友梨乃、大丈夫?』


『だ、大丈夫…』


『ったく…そんなんだから精神年齢低いって言われるんでしょ』


『まあまあ、元気は佳菜子の取り柄だし、今更どうこうできることじゃないじゃん。それより、早く探検行こ!』

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