もう一度だけ、キミに逢いたい。
いつも定期的に“あの悪夢”を見てしまうため、わたしはぐっすりと眠れることはあまりない。
それに、影ながらわたしを支えてくれている“キミ”にもしばらく会えていないし。
“キミがくれた言葉”以外は何も覚えていないのに、たまに無意識に会いたいと思ってしまうんだ。
光ちゃんにさえ言えないようなことも、“キミ”になら言えるような気がして…
“キミ”のことは、信用してるとかしてないとか、そんなんじゃない。
でも……“キミ”がいなかったら、“今のわたし”はいなかったかもしれないんだ。
だから、光ちゃんとは違った形でだけど、わたしを支えてくれた“キミ”は、わたしにとって欠かせない存在なのかな。
ねえ、知ってる?
ないものを数えるより、
あるものを数えた方が
幸せになれるんだよ……───