もう一度だけ、キミに逢いたい。
月曜日はわたしは掃除当番。
掃除当番は、一人、週に一回ずつの担当で、役割も一週間ごとに交代する制度。
わたしはこの日、運悪くゴミ捨てに当たっていた。
「じゃ、じゃあ後は、鈴木さん、ゴミ捨てお願いします…!」
「……うん、分かった」
わたしがそう返事すると、再びお願いねと言ってクラスメイト達は帰って行った。
「…ゴミ捨て、めんどくさいな……」
誰もいなくなった教室で一人呟く。
でも、わたし達の曜日はサボる人がいないから、掃除がいつも早く終わって早く帰れるんだ。
そう考えると、不幸中の幸いってところか…
わたしはさっさと終わらせようとゴミ袋を持ってゴミ捨て場に行く。
…!
ゴミ捨て場についたわたしは、びっくりして思わず声を上げそうになった。