もう一度だけ、キミに逢いたい。
あ〜…分かんないっ……!
嫌がらせの原因が分かるかもしれないっていう意味では、紙の悪口の方が良かったのかな…
なんか伊織くんとちゃんと向き合うために学校に来たはずなのに、予想外の展開だよ…
とりあえず、今のところ打つ手なしだし、どうすることも出来ない。
わたしが教室に入ると、ほとんど一斉にクラスメイトの視線を集める。
「え…鈴木さん……?」
「うっそ…一週間ぶりじゃない……?」
……やめてよ。
嫌がらせをされたということは、少なからずその人にはそれくらい嫌われているということ。
その人がこの中にいるかもしれないと思うと、だんだん怖くなってきた。
そんな心のうちを悟られないように相変わらずの無表情を貼り付ける。