もう一度だけ、キミに逢いたい。
わたし…わたし…どうしようっ……
泣きそうになるも、何か手がかりがないかとキョロキョロと辺りを見渡す。
やっぱりここ……わたしの部屋、だよね……?
白を基調としていて、年頃の女の子にしてはシンプルな部屋。
うん……わたしの部屋だ。
でも、見たところ特に気になるものはないな…
すると、突然部屋のドアがガチャッと開いた。
「え……ゆり、ちゃん……?」
わたしの方を見て明らかに目を見開いて驚いている……
「ひ、かるちゃん……」
わたしは無意識にその名前を呼んでいた。
「ゆりちゃんっ……!!」
ギュッ
「良かったッ…良かったッ……」
光ちゃん……
わたしも光ちゃんにつられて目から涙が溢れる。