もう一度だけ、キミに逢いたい。
よく分からないけれど、わたしは光ちゃんにすごく心配をかけてしまったんだ…
光ちゃんがこんなに大泣きしているのを見るのはいつ以来だったかな。
わたしが覚えている限り、遠い昔に一度きり。
光ちゃんはそれからしばらく泣き続けた。
……………………。
「…ほんとによかったっ。ゆりちゃん、二日も目覚めないくて…。すごく怖かった…」
相変わらずわたしに抱きつきながら、ポツリポツリと話す光ちゃん。
…ん?色々とちょっと待ってっ…
「わたし、二日も寝てたの…?」
「…うん。理事長を通して保健の清田先生から連絡来た時は、もうどうしようかと思ったもん…」
「え…どういうこと…?」
ほんとに全然分からない…
わたしが戸惑った表情をしているのが分かったのか、光ちゃんが再び驚いたように目を見開く。