もう一度だけ、キミに逢いたい。

「……月島くんがいつからわたしを好きだったかなんてどうでもいいよ。わたしが聞いてるのは、わたしのどこが好きなのか」


ついイライラして、早口になってしまった。




「……好きになるのに、理由が必要なのか？」


「……っ、え？」


彼の言葉に、彼の真剣な眼差しに、わたしの目は大きく見開かれる。




「…あの時からずっと、キミの顔が、頭の奥に焼きついて離れないんだ。なんでだろう…ずっと考えてたけど、ある時突然答えが出たんだ。俺はきっと……キミに恋してるんだって」




彼の言葉一つ一つが、わたしの心に突き刺さっていくようだった。


その言葉から察するに、彼もいわゆる一目惚れ。


なんら今までの人達と変わらないはず……なのに。


彼は、なぜだか今までに告白してきた人達とは違う気がしたんだ。