もう一度だけ、キミに逢いたい。
こんなに一途に想ってくれてる月島くんの想いに応えられないからか、それとも別の何かが原因なのかは分からない、けど……
「……誰にもバレないように…ほんの少し、ならいいよ……」
わたしはポツリ、と呟いた。
あ〜あ……わたし、どうしちゃったんだろ……
彼の前で涙を見せちゃって、気が緩んだのかな……
風に吹かれながら、そっと空を見上げる。
……なんで空ってこんなに青いんだろうね。
いっそ真っ黒だったら、わたしの心も楽になるのに…
……月島くんだってそうだ。
彼が今までの人達と同じだったら、色々と考えずに済んだのに……
あっさり関わりを断ち切れたのに……