もう一度だけ、キミに逢いたい。
そういえばそうだったな…
こいつは情報通で、怖いくらいになんでも知っているが、〇〇らしいというように、本当か分からないことは自分の目で確かめてからでないと信じない。
その後もアイスを食べながら、昨日の昼休みのことや、放課後告白したけど振られたことなど全て洗いざらい話した。
後から一回一回詮索されるのもめんどくさいからな。
予想通りというかなんというか、玲音は終始驚いてはアホ面を晒していた。
「……ちょっと衝撃すぎて頭が追いつかないわ……」
って言って。
「……そういやお前、鈴木さんと一緒に過ごす時間がほしいって言ってもどうするつもりなわけ?誰にもバレないようにって言ったって無理じゃね?お前は学校一のイケメンで常に目立ってるし、鈴木さんだって最近はわりと注目の的だし…」
いつの間に復活したのか、ジンジャーエールをストローですすりながら難しい顔をしている玲音。