もう一度だけ、キミに逢いたい。
さっきの言葉も、光ちゃんの本心なんだよね。
光ちゃんは、わたしのことを本当に大切に想ってくれている。
だけどっ…だけどっ……わたしの家族があんな風にならなかったら、光ちゃんはっ……光ちゃんはっ……
「……ゆりちゃん」
いつもの光ちゃんの優しい声。
「な、に……っ、」
「…ゆりちゃんはさ、我慢しすぎだよ。正直に私とずっと一緒にいたいって言ってくれればそれでいいの。私はね、ゆりちゃんが素直に甘えてくれる時が一番嬉しいよ」
……っそうだった、忘れてたっ…
光ちゃんは、いつもわたしの心の中を見透かしている。
そして……わたしのことが大好き。
最初の頃のわたしは、光ちゃんの考えてることがまるで分からなくて、色々とひどいことを言ったこと、今でも昨日のこと乃ように覚えてる。