もう一度だけ、キミに逢いたい。

…って言ってももう手遅れだけどね。




わたしはきっと……光ちゃんに“依存”してる。


光ちゃんのためだったらなんだってするし、この命だって捨てられる。


だって、わたしは光ちゃんのために生きるって決めたから。




でも……できれば死にたくはないなぁ。


もしわたしが死んだとして、きっと…いや、絶対光ちゃんは悲しむし、わたしのせいだって自分を責める。


それが、例え物理的に光ちゃんのせいじゃなかったとしても。




「……そういうところも好きなんだよな……」




「…え？ごめん、聞こえなかった。何か言った…？」


何て言ったか聞こえなくて慌てて聞き返したけど、彼は優しく微笑むだけで答えてはくれなかった…




ドキンッ……


今まで何度か見たはずの彼のその表情に、何故だか胸が高鳴る。