東京血風録3 キラーズ・コード【改編版】
前回まで
『鬼の棲む男』
そんな男の話を持ち込んだのは、加倉井
荘司である。
自称、霊媒仲介コンサルタントの彼が訪れたのは新宿区にあるオカルトOHDOHである。除霊処を名付けられたその場所は、姉弟が営んでいた。
王道霧華と王道遥。
伽藍学園の生徒がそのターゲットで、王道遥が潜入調査に入った。
思わぬ仲間も増えた。
藤堂飛鳥。
その事件の元凶は、伽藍学園生徒会長であり、鬼の王たる摂津秋房の仕業だった。
事件を解決するも、王道遥は摂津秋房に大敗を喫した。
聞く処によると、何やら王道家と摂津秋房には因縁があるらしかった。
その決着をつけようと、長野県に呼びつけられた王道遥は、長野行きの準備と打倒摂津秋房用の修行をしようとしていた。
その矢先、姉・王道霧華が誘拐されてしまう。
犯人は、摂津の手下で勝手にした事だった。
なんの手がかりもなく、泣く泣く摂津に協力を申し込むと、彼の用意した障害を乗り越えていけばよいと言うもので、その障害をなんとか乗り越えて、無事霧華を取り戻すのであった。
その中で、新たな仲間も増えた。
鳳竜院柊一と龍王堂真琴。
彼らを交え、長野へと向かった。
『御業の結界』と呼ばれる対魍魎決闘用結界を守っていたのは、亡くなった筈の遥の祖母であった。