東京血風録3 キラーズ・コード【改編版】
正位置。
そう言うのか。
空気の流れ、磁場の動きを感じる。
御業の結界は正常に起動した。
誰もが、そう感じた。
それぞれ。
遥と伊號丸はその力の奔流を共有した。
飛鳥、柊一、真琴も同様に。
摂津は、襲い来る脱力感にひざまづきそうになるのを、必死に堪えた。
大鉄と無良は、意思を無くした様に立ち尽くした。
傀儡師・暁は腕を下ろした。
霧華は、文字通り糸を切られたかの様に全身力を無くして、倒れた。
寸前、暁がその身体を支えた。
それを見ていた遥が、
「姉さんに触るなっ!」と。
「任務完了なので、これで」
と、暁が敬礼して霧華を肩に乗せた。
「先に東京戻ってますから」
と告げて、踵を返した。
「霧華は預かります。安心してください
」捨て台詞を残して。
遥は見つめるしかなかった。
御業の結界が起動した今、好機が訪れていた。
そう言うのか。
空気の流れ、磁場の動きを感じる。
御業の結界は正常に起動した。
誰もが、そう感じた。
それぞれ。
遥と伊號丸はその力の奔流を共有した。
飛鳥、柊一、真琴も同様に。
摂津は、襲い来る脱力感にひざまづきそうになるのを、必死に堪えた。
大鉄と無良は、意思を無くした様に立ち尽くした。
傀儡師・暁は腕を下ろした。
霧華は、文字通り糸を切られたかの様に全身力を無くして、倒れた。
寸前、暁がその身体を支えた。
それを見ていた遥が、
「姉さんに触るなっ!」と。
「任務完了なので、これで」
と、暁が敬礼して霧華を肩に乗せた。
「先に東京戻ってますから」
と告げて、踵を返した。
「霧華は預かります。安心してください
」捨て台詞を残して。
遥は見つめるしかなかった。
御業の結界が起動した今、好機が訪れていた。