一週間だけのラブストーリー

走り疲れたのか、泣き疲れたのか。
道に座り込んだ。
「なんでさきだけなの?っくひっく」
お母さん、お父さん?
どこにいるの?
「さきを…置いていかないでよ」



ぐいっ。
誰かに腕を引っ張られた。

「おい。大丈夫かよ」

「一人にしないで…」


ここで記憶は途切れていた。
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