一週間だけのラブストーリー
12月中旬だからだろうか、とても肌寒く
何があったか理解することも、
考えることもできなかった。

泣くより前に走っていた。
私に突きつけられる受け入れがたい現実が
私を苦しめた。


彼の名前は橘 龍寺(タチバナ リュウジ)といい、
歳は私の3つ上で21歳。
龍寺は泣きながら座り込んだ私に話しかけたときに
龍寺の足にしがみ付いて倒れた私を自宅まで
つれてきてくれたという。

「あのね…」
私は龍寺になんで泣いていたのか、全て話した。
龍寺は泣きながら話す私の話しを黙って聞いてくれた。

「お前辛かったんだな…」
龍寺はそういい私をそっと抱き寄せた。



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