転生令嬢はまるっとすべてお見通し!~婚約破棄されたら、チートが開花したようです~
「ねぇフィデル。最近は事件に関係しそうな予知は見ていない?」
城の門をくぐりながら、フィデルに話しかける。フィデルは最近、力を使っているのかが気になった。
「いいや。見ていない」
「だよねぇ。見てたらすぐ言うよね。最後に見た予知は、どんなものだったの?」
「そうだな……。エリオットとロレッタが上機嫌な理由と同じくらい、くだらないものだったような気がする。あまり覚えていない」
フィデルからも新しい情報はなし、か。フィデルの力も、見る予知が選べないというのが、一番の難点に思う。見たいものをなんでも見れるってなったら、それはそれで大変そうだけど。なにが起こるかわからないのが人生だし。
「でも、コディが事件のときその場にいるって情報を掴めてるだけもかなりいいわよね。一応、今日何回かコディを見たけど、変わらずに店番をやってたわ」
「ああ。あの店は絶対に事件現場ではなかった。あいつが店にいるときは、事件が起きることはないってことだ」
じゃあやっぱり、現段階ではコディの動きを定期的に見ておくのが、事件解決への道に繋がるということか。
一応、能力を使いまたコディを見るが、店から動く様子はない。
昨日店前に置かれていた看板を見たところ、あのおもちゃ屋の閉店時間は夜十九時。それまでは、コディはずっと店内にいそうだ。
「フィデル、ひとつ提案があるんだけど」
城の門をくぐりながら、フィデルに話しかける。フィデルは最近、力を使っているのかが気になった。
「いいや。見ていない」
「だよねぇ。見てたらすぐ言うよね。最後に見た予知は、どんなものだったの?」
「そうだな……。エリオットとロレッタが上機嫌な理由と同じくらい、くだらないものだったような気がする。あまり覚えていない」
フィデルからも新しい情報はなし、か。フィデルの力も、見る予知が選べないというのが、一番の難点に思う。見たいものをなんでも見れるってなったら、それはそれで大変そうだけど。なにが起こるかわからないのが人生だし。
「でも、コディが事件のときその場にいるって情報を掴めてるだけもかなりいいわよね。一応、今日何回かコディを見たけど、変わらずに店番をやってたわ」
「ああ。あの店は絶対に事件現場ではなかった。あいつが店にいるときは、事件が起きることはないってことだ」
じゃあやっぱり、現段階ではコディの動きを定期的に見ておくのが、事件解決への道に繋がるということか。
一応、能力を使いまたコディを見るが、店から動く様子はない。
昨日店前に置かれていた看板を見たところ、あのおもちゃ屋の閉店時間は夜十九時。それまでは、コディはずっと店内にいそうだ。
「フィデル、ひとつ提案があるんだけど」