ごめんなさい… 忘れられない彼がいます
決意
よくない。
絶対、よくないよ。
私は、決意した。
「あの、すみません」
私は運転手さんを呼び止めると、お詫びをして迎車の料金を支払い、断った。
そうして、スマホを取り出し、電話を掛ける。
けれど、運転中のコール音が鳴り、留守番電話になった。
「菜穂です。
今すぐ迎えに来て。
ここまで連れて来たのは和真さんでしょ?
ちゃんと和真さんが送って!」
和真さん、来てくれるかな……
ううん、大丈夫。
和真さんなら、絶対に来てくれる。
私は、さっきの丸太に、海ではなく陸側を向いて座った。
さっき眺めてた波の代わりに、祈るように駐車場を見つめる。
和真さん……
─── Fin. ───
レビュー
感想ノート
かんたん感想
お待ちしております。
ひとこと
いただけると嬉しいです😊
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「菜穂です。
今すぐ迎えに来て。
ここまで連れて来たのは和真さんでしょ?
ちゃんと和真さんが送って!」
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和真さんなら、絶対に来てくれる。
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さっき眺めてた波の代わりに、祈るように駐車場を見つめる。
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