メーティスの骸
ニ 不気味な島
キャリーケースに荷物を詰め、透たちは磯撫島へと向かった。当然島までは船で行くしかない。
「浜田、久しぶり!」
船乗り場では、洋一がすでに待っていてくれた。久しぶりに会った友人に透も笑顔になる。
「倉木、誘ってくれてありがとう。宍戸たちも楽しみにしているんだ」
透がそう言うと、玲奈と美咲がキャリーケースを引きながら現れる。
「おい、助手のくせに先に行くなんて……」
「まあまあ」
不満そうな玲奈に美咲が苦笑し、洋一が「お久しぶりです」と笑う。玲奈と美咲も挨拶をし、船に乗り込んだ。
「磯撫島は、本島の人間とあまり関わりたがりません。なので質問をしても返ってこないことが多いと思います」
「……なるほど。でもその方が面倒くさくなくてよさそう」
玲奈と洋一が磯撫島について話をしている間、透は青い海を見つめていた。研究所に引きこもっているため、海を目にするのも久しぶりだ。
「風が気持ちいいね〜!」
「浜田、久しぶり!」
船乗り場では、洋一がすでに待っていてくれた。久しぶりに会った友人に透も笑顔になる。
「倉木、誘ってくれてありがとう。宍戸たちも楽しみにしているんだ」
透がそう言うと、玲奈と美咲がキャリーケースを引きながら現れる。
「おい、助手のくせに先に行くなんて……」
「まあまあ」
不満そうな玲奈に美咲が苦笑し、洋一が「お久しぶりです」と笑う。玲奈と美咲も挨拶をし、船に乗り込んだ。
「磯撫島は、本島の人間とあまり関わりたがりません。なので質問をしても返ってこないことが多いと思います」
「……なるほど。でもその方が面倒くさくなくてよさそう」
玲奈と洋一が磯撫島について話をしている間、透は青い海を見つめていた。研究所に引きこもっているため、海を目にするのも久しぶりだ。
「風が気持ちいいね〜!」