私の太陽は?


瑞稀「……書けたっと。」
私は買い物リストを書き終わった





瑞稀「輝斗、私教室戻るし……。起きて?」
私は輝斗を揺らした




輝斗「あ……うん。頑張って。」
輝斗は起き上がって私の腕を2回ポンポンと叩いた



瑞稀「……うん。ありがとう。」
私は模擬店の教室に戻ることにした







原田「あっ!先輩戻ってきたー!屋根作りてつだってもらってもいいですかー?」
原田君と日和ちゃん2人で組み立てていた




瑞稀「あれ……みんなは?」




原田「ステージの人の物品運びに連れていかれました。今は裕翔君と僕と日和と1年生だけで。」
平野君は何かを一生懸命書いてるし……手伝ってもらえへんな



瑞稀「そうかそうか……ごめんな、手伝うわ。」
私は2人と共に屋根を作ることにした

瓦屋根の1セットは私の身長より大きく、原田君よりもは小さい……私は150cmくらい
なんだけどね。



瑞稀「予想してたよりデカくて驚いてる…。」
私はガムテープをちぎった



原田「そういうこともあります。いざとなったらその時に考えたらいけますよ。」
原田君もガムテープをちぎる。ガムテープはこれで3個目だ



日和「ほんと、二人でやってた時、倒れそうで……」
そこで強い風が……




日和「ヒャッ……先輩危ない!!」





瑞稀「いやっ………!」
私は目をつむった










平野「……っぶね。」
そこには平野君がいた




平野「おーい原田。危ないと思うなら違う場所でやれ。怪我したらどーすんだ?」
平野君は斜めになった屋根セットを立てて、教室を出た





原田「……裕翔くんが苗字で呼ぶ時は怒ってる時だ。」
原田君は下を向いた



瑞稀「廊下でやろっか。廊下なら風もふかないし。」
……っはあ、声を発するのもキツイ

何これ……っ!




日和「あのー、先輩?……平野先輩、かっこ良かったくないですか?」




瑞稀「えっ……あ……。」




日和「あそこにしゃがんでたのにここまで。」




瑞稀「あぁ……びっくりした。平野君は怪我してないかが心配で…。」



日和「ど、どうなんでしょう……?私はカッコよすぎてみとれちゃってて……。」




ヤバい、心臓が………速い………




原田「………。」




午前終了


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