私の太陽は?

学園祭期間から

私は莉奈ちゃんと、桜ちゃん、たまに麻衣ちゃんとご飯を食べるようになった


桜「あれ、瑞稀ちゃん、水筒は?」



瑞稀「あれ……本当だ。上の階に忘れてきちゃった、取ってくる。」
私は教室をでた



2階から4階はきついのよ……運動不足には



瑞稀「あっ……。」



平野「……。」
階段の上から平野君がおりてきた



瑞稀「さっきは危なかったです。ありがとうございました。」
私はペコりとお辞儀した



平野「怪我がなかったならよかった。」
平野君は階段を下っていった



ふぅ、息があがる。4階までキツイのよ……



私は角を曲がった



原田「うわぁ!」

瑞稀「いやぁ!」



私は原田君と衝突し、尻もちをついた




原田「先輩!?……ゴメンなさい!」
原田君は手を貸してくれた



瑞稀「あ、ありがとう。私は大丈夫よ……。」
私はそのまま立ち上がった



原田「すいません……あ、この水筒 先輩のじゃないですか?教室においてあって。」
原田君は水筒をみせてくれた



瑞稀「あ!私の!ありがとー。」
私は原田君から水筒を受けとった



原田「水筒取りに来たんですか?」



瑞稀「うん、それだけ。ご飯食べないといけないし。」



原田「僕の教室、先輩と同じ階なんで一緒に帰りませんか?」



瑞稀「あ、いいよ。」
と言って、原田君と教室へ



───


原田「僕、学園祭の準備楽しいです。今までこんなこと感じたことなかったのに。去年もイベントだったんですけどね〜。」



瑞稀「楽しいならよかった。みんなをコキばっか使って……申し訳ないなぁと思ってた。」



原田「暇よりマシです。去年は暇暇暇暇しか言ってなくて。暇かと思えば最後に完成せーへんからって言って時間外労働させられました。」


今もその状況なんだけどね……


原田「あ、今年はちゃいますよ。動きっぱなしで楽しいです!今は完成が危ないかもしれませんがなんとかなります。僕は全力でします!」
原田君は片手でガッツポーズをした



瑞稀「ありがとう。楽しんでくれて。」



原田「暇より苦痛なもんはないです。」



瑞稀「私もね、イベントやったのよ、今までの2年間。それで、暇で。だからもし、もし、なにかリーダーのようなものになったらみんなで協力して、暇な人をださないように頑張ろうと……してたんだけど。今までリーダーしたことなくてやり方わからなくて。……不安で。」



原田「そこまで気にするようなことないです。僕らも今回はアタリの団に当たったねって……口悪いかもしれませんが。1年生も『俺らは買い出しめっちゃいってるで〜』って自慢してるの見ましたから!そういうのは心配ゼロです。」
原田君は手でゼロを作っていた



瑞稀「そうか……みんな楽しんでくれてそうだね。」
3-3の教室前に来た


原田「先輩は今まで通りお願いしますね。僕はなーんでもしますんで、ジャンジャンこき使ってください!」
といってクラスに歩いていった




なんか、不安が取れた気がする

ありがとう、原田君!




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