私の太陽は?
7月3日(火)
本番
私は学校に登校することができた
登校は制服なのでみんなでお揃いの服(=通称団ティ)に着替え、教室にはいった
莉奈「おはよう、大丈夫?」
桜「心配で……。」
と2人が声をかけてくれた
瑞稀「うん、1日寝て元気になったよ。」
莉奈「お店、昨日完成させたけど、最終飾れるから、朝のショートおわったら上集合だって。」
瑞稀「わかった。用意する!」
私は昨日までに作った朝顔、手裏剣をもって上へ向かった
前田「おー!井上さん、復活!ささ、完成したのを見てください!」
外にはお客さんが待てるように椅子も並べてある。おもてなし精神もちゃんと…
瑞稀「わぁっ!入口にのれんがある!!」
前田「これは団長の意見!」
私は教室に入った
瑞稀「前と後ろの掲示板を余った布で目隠しに……。それもピンと貼るんじゃなくてゆるふわに!」
麻衣「それは麻衣の意見〜!」
瑞稀「簾も……あれはどうやってつけてるの?なんか紐で吊るされて……」
窓側にはすだれがかかってて、ほんのり暗く、和のお店を感じさせる
前田「それは平野が命懸けでつけたんだ、あの上の方にあるカーテンレールに紐を通してな。」
瑞稀「命懸け?」
前田「これに乗ってつけてた。教卓の上に生徒用の椅子を乗っけて。チョー不安定で平野が怖い怖い言いながら全部つけた。」
平野「怖い怖いは余計だろ?」
まだ制服姿の平野君が腕組みをして前田君を睨んでた
前田「すまんすまん……で、この出来はどうですか?」
瑞稀「……最高!!」
私は泣いた
前田「まだ泣くなまだ、な?優勝って確定したら泣こう!」
春奈「優勝もう確定やて!私、今 全部の店団長と見てきたわ!」
春奈ちゃんは輝斗と教室(=お店)にはいってきた
輝斗「イケイケや。瑞稀はい、スポドリ。」
瑞稀「え…?」
私の手にスポドリが乗った
輝斗「こういうのは大事だから。……みんなー、聞いてくれ!」
みんなが静かになった
輝斗「学園祭3日間のうち1日目始まります。この3日間も準備期間の時みたいに約束事はまもってください。準備期間でルール破りまくった団があって、めちゃ減点あって、そこはもう優勝は望めません。俺らのところは奇跡的に減点なしです。このまま、最後まで、ルールを守り、楽しんでください!!以上です。」
輝斗「じゃ、準備お願いします。失礼します。」
輝斗は春奈ちゃんと去っていった
10:00 開店
とても多くの人が来ているのをお店の外から見ていた、みんな椅子に座ってる
私のシフトは13:00から13:30まで
私の体調を気にして人が多く来る12:00を前田君が避けてくれたらしい、優しいね。