私の太陽は?
7月4日(水)
次の日
いつも通り通学
チリリ─ン
輝斗「瑞稀〜!!」
後ろから自転車に乗った輝斗が来た
瑞稀「あ、輝斗。おはよう。」
輝斗は自転車から降りた
輝斗「今日は俺のメイン……フィールド分野!みてな みてな!」
輝斗は私と並んで歩き始めた
瑞稀「え、見るに決まってるじゃん!逆に私たちのクラス見ないで何見るのよ。」
輝斗「だな。……んじゃ、ちゃんと見ろよな〜。」
輝斗は再び自転車乗って走り出した
なんじゃそりゃ……
───
私たちの体育館はどこかの県立体育館みたいに広く、観覧席まである。
フィールドに出る人達は運ぶものやら用意やらでドタドタ……
春奈「タスキがけ!本番前にすぐ出来るように練習するんやで!今ぁ〜!」
と、教室の外から中へと叫んでいた
役目の終わったイベント組、ステージ組は教室の端へ
桜「この緊張感……伝わるね。」
三角座りをしている桜ちゃんが言った
瑞稀「う…うん。本番2番目なんでしょ?」
私も三角座りをしている
莉奈「練習みてたけど、声もでててダンスの乱れもなかったし緊張しなくても、いつも通りいけば100点や。」
莉奈ちゃんも同じく
輝斗「フィールド以外の人!体育館入場だって!移動お願い!」
私たちは移動することにした
───
麻衣「団長ぉ〜!カメラ見て〜!」
麻衣ちゃんはカメラを構えた
輝斗はターンして決めポーズをした
女子「団長、可愛すぎ。」
女子「団長ヤバい。」
桜「あれ、他の団長は団旗もってるよ?」
莉奈「あれ、飯田君だけもってない……。」
瑞稀「あれ?」
3人は顔を見合わせた
3人「部屋に置いてきてる!!」
桜「このままやったら、私らの団長だけ浮く!!」
輝斗……!
莉奈「走りは得意や、ダッシュしてくるで!」
莉奈ちゃんが入口に向かって階段を駆け上がった
平野「小西さん。俺行くわ。」
平野君は莉奈ちゃんに声をかけた
平野「俺が旗を作ってたし。」
平野君は走り出した
莉奈「あっ……!」
桜「行ってしまった。」
──
桜「速っ!?」
平野君は下の階のフロアにいた
そして、輝斗に旗を渡してフロアをでた
平野君が観客席のところに帰ってきた
莉奈「平野君ありがとう。」
莉奈ちゃんは後ろの方に座っている平野君に言いにいった
平野「ああ。」
平野君はタオルで汗を拭った
私は平野君と目が合った
私はなぜか素早くそらした