私の太陽は?




ピ────








莉奈「はぁはぁ……瑞稀ちゃん、そんな特技あったんやぁ〜強すぎ!」
莉奈ちゃんは私の肩に触れた



瑞稀「特技ってもんじゃないけど……!」
私は額の汗を拭った




莉奈「いやいや、12-2で圧勝して………私と瑞稀ちゃん、同じスリーゴールだけどさ、瑞稀ちゃんはスリーポイントシュートなんだもん……!」





セッターの練習のおかげで遠いところからの命中率が異常だっただけなんです……!




莉奈「まま、コートから出よ。桜ちゃんが喜んで迎えに来てくれるよ!」
といってコートからでて、体育館フロアをでた




桜「瑞稀ちゃ〜ん!」
と桜ちゃんが飛んで抱きついてきた




瑞稀「んぎゃぁ!」
桜ちゃんは私から降りた




桜「感動!今の四チームの中ではダントツ1位の得点率!」




───



前田「次3組男子だし、応援頼んだで!」
と前田君は私たちに言ってきた




桜「もちろんだよ。」

莉奈「するする!」

瑞稀「する!」





前田「あっ!最後に!」
前田君は私の目の前に来た




前田「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏。私に力を与えたまえ……。」
と、私の前で唱え始めた




瑞稀「ちょちょちょ……南無阿弥陀仏ってなによ!?」





莉奈「そやそや、ゴールの女神様やから祈らな!!」
莉奈ちゃんも祈り始めた




瑞稀「莉奈ちゃんまで!!」




前田「よし、エネルギーもらった。行ってくるで!平野……平野ー!置いていかれたぁ〜。」
前田は駆け足で階段を登った



──



司会「次は、3組対4組、1組対7組の試合を始めます。よーい、スタート!!」



──



瑞稀「惜しかったね……前田君。」
私は前田君を慰める




前田「9-10とはな……。けど、女神様のおかげでスリーポイントシュートは決めれたし!」




莉奈「試合中 平野君がさ、相手がシュートしたボールをとってそのままダンクしたよね。あれ、お腹抱えて笑ったよ。」
莉奈ちゃんは笑いすぎて泣きました




麻衣「その瞬間、バッチリ写真におさめさせて頂きましたので!また、LINEで送るしね。」




平野「そんなん要らんだろ……。」
汗を拭きながら椅子に座り、撃沈していた




瑞稀「平野君のブロックも相手に効いてたし。前田君の素早い動きも相手のリズムを崩してたし!」




前田「この足で、盗塁してるんで!」





この後、クラス全部と当たる総当たり戦なので5試合………頑張れ、私!




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