私の太陽は?



莉奈「まさか、決勝戦とは……それも男女ともにね。」





決勝戦に女子は1位通過、男子は2位通過で残った





瑞稀「驚き……!」




相手は陸上部、バスケ部とバリバリ運動部

こっちは莉奈ちゃんを除き、運動部では無いのだ。元テニス部、元バレー部、元バド部……。





総当たり戦ではギリギリ勝った……






男子の方は総当たり戦で楽々勝ったところなのでリラックスしている






───





先に女子からの試合





ピ──!







私をマークしている。やはりね。


けど、今回は私は得点を決めにいかないという作戦だからパス専門!


ほぼ莉奈ちゃんにまわす


そして決めてくれる









莉奈「ヒャッ………!!」
莉奈ちゃんは倒れた




瑞稀「莉奈ちゃん!!」
私は莉奈ちゃんに近づいた




試合は止まった







莉奈「大丈夫、コケただけ。」
莉奈ちゃんは立とうとした




輝斗「冷やした方が良さそうだ。」
応援していた輝斗が駆けつけた




莉奈「けど……試合……。」






今は5-6で負けている。残りは1分30秒ほど。





輝斗「……明日もあるんだ。中西さんはリレーにもでるんだ。治してもらわないと。」
輝斗は氷を受け取って莉奈ちゃんの足につけた





莉奈ちゃん不安そうな顔をする





輝斗「バスケなら勝ったもんだ。4人対5人になっても瑞稀がなんとか考えてくれる。な?これ以上続けて故障したら元も子もないよ。」







莉奈ちゃんは保健室に運ばれていった






瑞稀「ちょ……輝斗……そんな……」







輝斗「瑞稀……何も考えずにやりな。」






え?






輝斗「あれこれ考えると体が動かない。ラク〜にやるんだよ。な?お前らしくプレーをな。」
そう言い残してコートをでた







司会「では……試合を再会しようと思います。」






ピ────









──



平野「結果…………な?」




前田「時間の都合上引き分けってね……。」




桜「瑞稀ちゃん、タオル……。」
桜ちゃんは私の汗を拭いてくれた





瑞稀「フリースローまでいったんだから褒めてほしかったです………ハァハァ……。」
私はお茶を飲んだ




前田「両方が決めあうんだもの。」




瑞稀「このまま続いてたら体力で負けてた。………あ、次男子だもんね、応援するよ!」
私は微笑んでガッツポーズをした







平野「井上。」
平野君は氷を投げた



瑞稀「えっ?」
氷?





平野「冷やせ。また倒れる。……冷やしながら応援してくれ。」
平野君は指をポキポキと鳴らした




ありがとう……





平野「前田〜。本気だすからついてこいよ。」





前田「了解〜!」
前田君は敬礼をした





前田「頑張るからね!」
と私たちに言い残して2人ともコートへと向かった




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