私の太陽は?
平野「落ち着いたな……。」
平野君は輝斗から手を離した
輝斗「最後までありがとうな……。」
瑞稀「ありがとう、平野君。」
平野「じゃ……。」
私は平野君をみた
言えよ
平野君の口はそう言っていた
平野君は保健室をでた
輝斗「瑞稀もいって。俺は寝てる。」
瑞稀「いとくよ。」
私は輝斗の手を握った
輝斗「あれ、もう結果発表かな?」
瑞稀「そうちゃうかな?静かになったし。」
輝斗「見てきてよ、俺の代わりに。総合優勝って字を瑞稀に見せたくて、一生懸命走ったら………こうなってしまった。」
瑞稀「ううん、かっこよかった。必死に走ってる姿。」
輝斗「瑞稀……」
瑞稀「好きや!!」
輝斗「え!?」
タイミング間違えた!!
瑞稀「何も無い何も無かったことにする!輝斗見んといて………!」
馬鹿 馬鹿 馬鹿 馬鹿………!
輝斗は私を抱きしめた
輝斗「先言われちゃった。俺、今言おうとしたのに。」
瑞稀「輝斗……。」
私も輝斗を抱きしめた
輝斗「恥ずい。……瑞稀、結果見てきて!」
輝斗はタオルで顔を覆った
瑞稀「う……うん。見て……見てくる!」
私は立ち上がって、保健室をでた
ステージ部門、優勝………5組!
イベント部門、優勝…………3組!
フィールド部門、優勝……………3組!
競技部門、優勝……………6組!
栄えある総合優勝は…………3組!!
私を照らしてくれてたのは
あなただったんですね……!