私の太陽は?
そこではフィールド組がダンスをする為に教室の机を全部廊下に出していた
つまり私の机がどこか分からない




瑞稀「ええ………。」
私は探した




輝斗「何探してんの?」
幼なじみの輝斗がきた




瑞稀「私の机。ペン欲しいの。」
私はぶっきらぼうに答えた




輝斗「ん、ペン。」
輝斗は私にペンをさしだした



瑞稀「え?」



輝斗「今日使わんし。帰りのショートで返してくれたら大丈夫。」



瑞稀「どうも。輝斗も頑張りなよ。無理しんときや。」




輝斗「今、休憩中。さっきぶっ倒れた。」




瑞稀「えっ!?」



輝斗「ぶっ倒れたは嘘。ふらついた。んで、無理やり酒井に保健室に連れていかれて、熱中症でしたー。」
輝斗は手に持っていた氷を瑞稀の頬につけた




瑞稀「ヒャッ……!」




輝斗「酒井はさ、副フィールド長でさ。俺よりも計画性良くて、ダンスもできて、気配りできて……。俺なんもできないんだよなぁ。」




瑞稀「そんなことないさ。……まず座り?ふらついたんやろ?私も座りたいから。」
輝斗と瑞稀は廊下出された机の上から椅子を下ろし座った



瑞稀「正直、輝斗がなにしてるかわからないけど。輝斗がいなかったらこのクラスのテーマは『和』になってなかったと思う。輝斗はお城とか好きだったよね。」




輝斗「うん。」
輝斗は机に伏せた




瑞稀「私、この模擬店の外装、輝斗が瓦屋根が好きって言ってたなーと思ってやってみました。この下手くそさじゃあ輝斗に怒られるかなともおもったんだけどね……。」




輝斗「いや、最高。ダンボールであのクウォリティーは勝ち組やで?瑞稀が頑張ってることも知ってたしな、指示したりしてそして……クラスにも慣れてたようだし。」




瑞稀「え?」




輝斗「幼なじみとしてお前がボッチだったの心配してたんやで?俺が救ったあげようと思ってたけど、お前と仲良くすると悪化させるって……知ってたから?」



瑞稀「私が見せてあげた少女漫画のやつで?」




輝斗「あーそれそれ。俺イケメンなん知ってるからさ。女の子たちの嫉妬が起こるのしってる。」




瑞稀「イケメンって自分で言うとこ気になるわぁ。」
私はリストを書き始めた



輝斗「わりぃわりぃ、本当のことがつい。…お前は俺の………ヒーローの横にいるヒロインでもいいのにな。」



え?




輝斗「寝るわ!このダンス練習終わったら起こして!!」
輝斗は寝た



輝斗はなーんか、それらしい言い方をする
まぁ、深い意味はないってことは100も承知




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