私、悪い子じゃないよ、いい子ダヨ
親友が、今日も冷たい!なんで私に対するあたりはみんな冷たいんだろ…。(アホな子ほど構いたくなるからです)と、口の中が苦いことも忘れてた思いふけっていると、足元に転がっていたサッカーボールに気が付かなかった。
ゴキッと、鈍い音がして私は足をひねった。
なんでこんなところにボールが…。あ、これさっき私にぶつかりそうになったやつだ…。
だんだんブラックアウトしていくなか思う。
ワクワクドキドキの中、始まった中学一年の夏休み。
大好きな食べ物おせち料理、趣味は家で育てた果物でジュースを作ること、…目の前に置かれたら周りのものなんかに目を向けずに進んでしまうほどに好きなのだが、まぁ、ごく普通なものが好きなごく普通の生活を送っていただけの女子中学生なのにになんで…、なんで
悪いことが続くのだ…!!?
本来なら、香織と無駄なことを駄弁りつつ、帰りにファミレスにでも寄って過ごす予定だったのに…。まぁ、お金がなくて無理だけど…。けど、こんな、こんな日常なんて、あんまりだ!