エリート上司を煽ったら極情愛を教え込まれました
洋介さんが買ってくれたラグーンのランジェリーに身を包んだ私を彼はじっと見つめた。

自分から脱いだのにやっぱりまじまじとみられるのは恥ずかしくて視線を逸らす。

「綺麗だ」

いつの間にか距離を縮めていた洋介さんが私の体に触れた。

「綺麗だ。脱がすのがもったいないくらいに」

洋介さんの手が私の身体をなぞる。

「あなたが選んだのよ、似合ってるにきまってるじゃない」

「そうだな」

優しく触れる手がくすぐったくて身体がかたくなる。

すると彼が私の髪の毛を耳にかけた。

「ガーターベルトなんて私注文してないんだけど」

はにかみながら上目遣いで言うと洋介さんはチュッと耳にキスをし「俺のリクエスト」と言った。

「似合うでしょ?」

「ああ……」

こんなに嬉しくて胸が熱くなるなんて。

「あなた以外に見せるつもりはないから……安心して」

「当たり前だ」

私の全てをあなたに捧げる。

別の人と結婚しても心は永遠にあなたのもの。
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