エリート上司を煽ったら極情愛を教え込まれました
九章
一人になった私は抜け殻のようにボーッとしていた。
お昼頃に一度、明久さんから電話があった。
結婚式の打ち合わせをしたいとのことだったがとても話し合える状態ではなかったので体調が悪いと言って断った。
その後誰かからメールがあったみたいだがとても読む気になれずスルーしていた。
それからどのくらい経ったのだろう。
突然チャイムがなった。
「はい」
「泉ちゃん。私律子」
律ちゃんだった。
「今開けるね」
そう言ってドアを開けた。
「泉ちゃん、ベビー服ありがとう。どれもかわいくって……ってなんて顔してるの?」
「え?」
ただならぬ私の様子に律ちゃんは「上がらせてもらうね」と言って上がった。
そして片付いてないキッチンを見て「どうしたの?」と驚いている。
そういえば金曜日から何もしていなかった。
テーブルの上のケーキの残骸と口をつけてないコーヒーカップを見て律ちゃんは腕まくりをすると「キッチン借りるよ」と言って片付けを始めた。
「いいよ。私がやるから」
「いや、今の泉ちゃんはやれる状態じゃないよね。急いで片付けるからとにかく泉ちゃんシャワーを浴びて気持ちを落ち着かせなさい」
私は背中を押されるようにバスルームへと向かった。
お昼頃に一度、明久さんから電話があった。
結婚式の打ち合わせをしたいとのことだったがとても話し合える状態ではなかったので体調が悪いと言って断った。
その後誰かからメールがあったみたいだがとても読む気になれずスルーしていた。
それからどのくらい経ったのだろう。
突然チャイムがなった。
「はい」
「泉ちゃん。私律子」
律ちゃんだった。
「今開けるね」
そう言ってドアを開けた。
「泉ちゃん、ベビー服ありがとう。どれもかわいくって……ってなんて顔してるの?」
「え?」
ただならぬ私の様子に律ちゃんは「上がらせてもらうね」と言って上がった。
そして片付いてないキッチンを見て「どうしたの?」と驚いている。
そういえば金曜日から何もしていなかった。
テーブルの上のケーキの残骸と口をつけてないコーヒーカップを見て律ちゃんは腕まくりをすると「キッチン借りるよ」と言って片付けを始めた。
「いいよ。私がやるから」
「いや、今の泉ちゃんはやれる状態じゃないよね。急いで片付けるからとにかく泉ちゃんシャワーを浴びて気持ちを落ち着かせなさい」
私は背中を押されるようにバスルームへと向かった。