エリート上司を煽ったら極情愛を教え込まれました
シャワーを浴び、リビングに行くと綺麗に片付いていた。

律ちゃんは私をソファに座らせるとハーブティーを置いた。

「これ飲んで。少しは落ち着くから」

カモミールティーだった。

「じゃあ、まずはお誕生部おめでとう。これは私たち夫婦からのプレゼント」

そう言って差し出されたのはアロマディフューザーだった。

アロマオイルも4種類ほど付いている

「ありがとう」

「どういたしまして。さて本題だけど……誰か来てたの?」

「うん……洋介さん」

「洋介さんって……例の愛人さん?」

律儀にさん付けする律ちゃんにふきそうになった。

「笑う元気はあるのね。安心した。それで……話してくれるかな?」

私は頷くと律ちゃんに全てを話した。

私と洋介さんが屋上でキスしていたのを誰かが写真を撮って明久さんに渡した。

そして私も明久さんに愛人がいることを知っていると言った。

本人は最初否定していたが、最後は認めた。

認めた上で私は結婚はすると言った。

そして愛人のいる明久さんとは形だけの妻でいると宣言した。

だから結婚式に関しても好きにしてくれていいと。

その代わりに今の仕事を続けたいと頼んだ。

だけどキスの写真を撮られた以上彼との関係を続けることはできない。

もし明久さんに洋介さんのことがバレたら何をするかわからないからだ。

そして数時間前に関係を解消したことを話した。
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